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隠れ熱中症にご注意!
隠れ熱中症にご注意!
熱中症対策、していますか?
マラソンを楽しむために、ランナーはご自身の体調管理も欠かせません。その一つが熱中症対策です。ついマラソンに夢中になって、隠れ熱中症に気がつかず体調を崩してしまうというケースも少なくありません。
夏に向けて徐々に蒸し暑くなっていく時期はもちろんのこと、マラソンシーズンである秋冬も、隠れ熱中症の注意が必要です。隠れ熱中症を防ぎ、安全にマラソンに取り組みましょう。
マラソンによる「隠れ熱中症」に注意!
有酸素運動の代表格であるマラソン。実は、身体への負担もそれなりに大きいということをご存知でしょうか?からだに良いとされていますが、適切な対策をしないと危険をともないます。とりわけマラソン中は、隠れ熱中症になりやすいのです。
炎天下の中、マラソンをすれば熱中症になるというイメージはおありでしょう。しかし、熱中症は炎天下でなくても成り得ます。人間のからだは、走ることによって上がった体温を下げようと、発汗します。発汗によって体の中の水分が不足すると、脱水症状および熱中症を引き起こす原因になるのです。
ところで、熱中症を軽く見てはいけません。熱中症が比較的軽度であれば、筋肉の痙攣や倦怠感、めまいや頭痛などで済みますが、重度になってくると嘔吐や呼吸不全、死に至ることもあります。
そんな熱中症のリスクを回避するために、ランナーの方は、自覚のない「隠れ熱中症」にならないよう注意しましょう。ちなみに、熱中症にかかる条件は個人によって違うので、ランナーのみなさんは自分の体と向き合って、それぞれしっかり対策することが大切です。
ランニングによる熱中症を引き起こさないために
隠れ熱中症対策
熱中症対策として有効なのが、水分補給です。ここでは、マラソン前夜、当日の朝、マラソンレース中に焦点をあててお伝えします。
- マラソン前夜
- マラソン前夜から水分補給をされることをおすすめします。
レース前夜から当日朝にかけて、ペットボトル約1本分(500ml)の経口補水液を二回に分けて、ウォーターローディングをされると良いでしょう。 - マラソン当日の朝
- マラソン当日の朝は、しっかり水分補給をしましょう。
朝食とは別途、経口補水液で250ml前後の水分補給をしておくと安心です。 - マラソンレース中
- 給水所でしっかり水分補給をしましょう。
- 給水の目安
- 一時間に3回給水するのが望ましいでしょう。
- 摂取量の目安
- 望ましい給水の摂取量は、その日の気温、走り方や体格によって変わります。
マラソン当日の気温が高い場合、マラソン速度が速い方、体格の大きいランナーは大目に給水されると良いでしょう。ただし、必要以上に水分を摂り過ぎると、熱中症に似た症状の水中毒(低ナトリウム血症)になる恐れがあるので気を付けましょう。適切な水分補給ができるよう、マラソンによる自分の脱水量や喉の渇きの具合を把握するのがおすすめです。
気温が高い場合→給水カップの半分以上(100?150ml)
気温が低い→給水カップ半分未満(50?100ml)
※この情報は変更することがありますのでご注意下さい。
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